2019年03月12日

第2講Fintechの意味 【190312 法務(金融とIT)関連 その2】Fintechの意味

第2講Fintechの意味
【190312 法務(金融とIT)関連 その2】Fintechの意味


Fintechにいう「技術」とは
Fintechの技術とは改正銀行法では、「情報通信技術その他の技術を活用」から「その他の技術」は、情報通信技術(ICT)は例示であり、情報技術(IT)などのような狭いものでなく、それらに限らず、あらゆる技術(technology)の活用を含む。人工知能の技術はITであるのものの、大脳生理学等の成果であるなど、「その他の技術」としてあらゆる分野を含む。
なお、仮想通貨(Bitcoinなど)のブロックチェーン(分散型台帳技術)の関するICTは、金融分野だけでなく多く応用できるとして、広く活用に向けて実証実験などが行われている。

Fintechにいう、Finance
銀行法にかかげつつ、広く「金融業」と言い換えていますが、Fintechは、Financeと技術との結合なので、本来の銀行法の銀行業務に限られたものではない。銀行等の預金受入れ金融機関(金融業としての)信託、証券、保険というような広義の金融機関に限らず、賃貸業、クレジット、前払式支払手段である電子マネーも含まれると考えられる。もちらん、仮想通貨も改正資金決済法に規定されるに至った経緯がある。
Fintechは、最広義の金融業にとどまらず、これらの最広義の金融業に関して用いられる技術やそれを提供する事後もFintechと呼ばれる。

Fintechの2つの視座と機能
金融事業者(@)と金融利用者(A)があり、金融事業者@の業務の高度化に資するために用いられる場合と金融事業の利用者(A)の利便の向上に資するために用いられる場合との双方があることに留意が必要である。Aの利用者利便の向上のみが図られるようなサービスもFintechの範疇に属する。

Fintechはイノベーション(革新)である
Fintechの意義として「ITを利用した革新的な金融サービス事業」としいるように、改善でなく革新(イノベーション)であり、本来伝統的な金融業にない金融事業のイノベーションに係わるものをいう。銀行業務の高度化(すなわち業務の革新)に資する見込みであればFintechの範疇に入ると考えれる。

posted by Blockchainer Ishigami at 16:53| Comment(0) | 総合